醤油(しょうゆ)のしみ・汚れについて 
 ★ 醤油(しょうゆ)は日本の食卓にかかせない調味料で、醤油単独のしみや、料理に使われたシミ等 着物に誤って付けてしまう事が数多くあります。
基本的につけたての醤油は比較的簡単に除去する事が出来ますが、料理汁となりますと脂肪や蛋白質灰汁等が混じりますので、やや落ちにくくなります。
醤油のしみは古くなっても比較的落とす事は出来ますが、しみの付いていた部分が醤油と同じ色に変色してしますので、最終的には酸化漂白が必要となります。
酸化漂白は地色によってやれないものや、地色の復元に大変な手間がかかってしまう事が有りますので、なるべく早く(1ヶ月〜2ヶ月以内)お持ち下さい。
 しみの応急処置法
本来ならシミはいじらない方が宜しいのですが、着物を着ている最中、衿元等の目立つ所にシミを付けてしまいますと結構目だってしまい、お困りになられた経験をされた方は少なく無いと思います。
 ★ そうした場合の応急処置として、白のオシボリの角をつまんで5cm位のところで折り返し、コップの水にひたし、軽く絞り シミの部分をつまんで濡れたオシボリではさんで3秒程押さえ、シミをオシボリの方へ移して下さい。
 ★ オシボリの場所を替えながら、2回〜3回繰り返し、最後にしみぬきした場所の周囲をタタキながらぼかして終了です。
 ★ シミの部分がつまめない場合、裏地にシミが移るリスクを考慮の上、シミの上から押さえて下さい。
 ★ この際絶対に擦らないで下さい。尚 2回〜3回繰り返しても落ちない場合は水だけで落ちる限界ですので、絶対に無理をしないで下さい。
醤油の他にこの方法が有効なのはソース・ケチャップ・トマトジュース等です。マヨネーズやバター・チョコレート等の油性のシミやジュースやワインのような色素系のシミには効果が有りませんので絶対にいじらないで下さい。
応急処置はあくまでも無地場です。絞りや模様の中、刺繍の上、袋帯等は絶対にやらないで下さい。
応急処置でシミが見えなくなりましても、上記の方法では完全にシミが落ちているわけでは有りませんので、必ず専門店で後処理をしてもらう事が大切です。
しみぬき池田補正所店主 一級染色補正士 池田忠男 著書
上記の対象は絹織物(着物)に対してのお話です。
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