コーヒー・紅茶のしみ・汚れについて 
★  コーヒーや紅茶・日本茶・ウーロン茶・等の原材料は何れも灰汁(アク)の強い植物が使われております。これらのシミが着物に附着しますと薄茶っぽく染まってしまい、(草木染めと同じ原理)しみぬきをする際単なるしみぬきだけでは色素の除去が出来ないため、高度な技術が要求されるシミとなります。
 ★ ブラックコーヒーやお茶類のシミが着物に付着しますと、色素が残り厄介なしみの代表と言っても過言では有りません。しみ抜きを専門と称している業者に依頼したのにも関わらず落ちないと言われて諦めている方も少なく有りません。
 ★ コーヒー・紅茶の場合、ストレートより砂糖を使用した方が、つけたシミははっきりしてしまいますが、除去する際は比較的落としやすいシミとなります。
これらをを除去するためには、先ずコーヒーのしみを除去した後、色素(灰汁)の除去が必要で、この作業は酸素系の漂白作業が必要となります。
★  酸素系の漂白作業は全ての織物に使う事は出来ません。特に先染め製品(綴れ帯や袋帯・お召し類)は手をかけられない場合が有ります。又地色(ブルー系)によってはジュースの除去に伴い地色が先に剥がれてしまい、それを復元する方が手間がかかってしまう事も有ります。
★  こうした色素の除去は出来るだけ地色を剥がさずシミだけを除去する事が大切ですが、色によって避けられない地色の剥がれた部分の復元作業は、非常に高度な技術が要求されます。私共では特にそうした難解なしみの除去とその後の補正作業に研究を重ねておりますので、是非ご相談下さい。
同系のシミには、日本茶・紅茶・赤ワイン・ジュース類も植物の灰汁(アク)や色素が付いてしまうのは同様で、落としにくいシミの代表です。
★  これらのシミの除去方法は様々で、布地や地色の色によっても除去方法が異なりしみぬき方法としては難しい部類のシミとなります。くれぐれも素人療法は禁物です。いじらずなるべく早め(1ヶ月〜2ヶ月以内)にお持ち下さい。
   
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しみぬき池田補正所店主 一級染色補正士 池田忠男 著書
上記の対象は絹織物(着物)に対してのお話です。